解説
水面に墨汁や顔料を浮かせて波模様をつくり,その模様を紙などに写し取る古来の遊び“墨流染”が和名の由来。優雅な名のとおり,様々な“黒”が絶妙に混じった模様は見れば見るほど美しい。クヌギなどの樹液や落ちた果実を好んで訪れ,また午後に山頂でなわばりを見張る姿もよく見かける。そんな時には,構えた捕虫網の枠に止まることもあり,まるで“採れるもんなら採ってみろ”と,こちらに挑戦しているようだ。勿論,その挑戦は受けて立つ。日本産のスミナガシは,色調や斑紋の違いから,屋久島以北,沖縄・奄美諸島,八重山諸島の3つの亜種に区分されている。口吻が赤いのも特徴的。若い幼虫は,小さな葉片を糸で吊してカーテンのような構造物をつくり,その付近の脈上に静止する。科学園記録種。
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スミナガシ
Dichorragia nesimachus (Doyère)
成虫
成虫 成虫
成虫 成虫
幼虫
終齢幼虫初期 終齢幼虫
終齢幼虫 終齢幼虫後期
幼虫の巣(カーテン) 幼虫の巣(カーテン)
食樹:アワブキ 生息地
キャッチフレーズ
こんな粋な名前は他にない?
分布 本州,四国,九州,南西諸島
年間の発生回数 2化
食草等 アワブキ・ヤマビワ
成虫の出現時期 5月,8月
越冬態